背中ニキビに効果がある漢方薬

背中のニキビ嫌ですよね。他人から見られる場所だし、なかなか治らないし。市販のニキビ薬を塗ったり、化粧水を塗ったり、色々試されている方も多いと思います。ニキビには外側からのケアも大切ですが、内側からのケアも合わせて行うと効果があると言われています。皮膚科では、抗生物質やビタミン剤、ホルモン治療薬などが処方されるようですが、今回は背中ニキビに効く漢方薬を紹介したいと思います。

東洋医学のニキビが出来る原因の考え方

東洋医学の考え方では、ニキビは体全体のバランスが乱れているために発生すると考えられているそうです。
背中のニキビに注目するのではなく、その人の生活習慣、体質、その他の症状を合わせて総合的に判断し、結果ニキビの改善に繋がると言われています。

ニキビに効く漢方薬

背中ニキビに効く漢方薬はいくつかあります。「桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)」「加味逍遥散(カミショウヨウサン)」「排膿散(ハイノウサン)」「排膿湯(ハイノウトウ)」「荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ)」「黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ)」「清上防風湯(セイジョウボウフウトウ)」「当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)」「十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ)」が背中ニキビに効果的な漢方薬だと言われています。

ニキビの分類に応じた考え方

漢方の世界では、ニキビの分類は細かくわけて考えるのですが、大きくわけると、赤ニキビ、青ニキビ、白ニキビと色別で3種類に分けて考えることができるそうです。

顔全体に赤みが多い(炎症がひどい)、大きさは米粒ぐらいで突起がある、ニキビから出血しやすい、便秘がち、ついつい食べ過ぎたり飲みすぎたりしてしまう、口が渇き冷たいものを飲みたがる、といった項目に当てはまる場合は、赤ニキビタイプです。

ニキビが青黒い(くすんだ赤紫)、同じ場所にニキビができやすい、顔やくちびるの色がくすんでいる、生理痛があり塊が出ることもある、生理時にニキビが増える、アザが治りにくい、といった項目に当てはまる場合は、青ニキビタイプです。

赤みの少ないニキビが多い、生理後にニキビが悪化しやすい、冷え性だ、肌や髪にツヤがない、めまいや立ちくらみが多い、といった項目に当てはまる場合は、白ニキビタイプです。

あなたの背中ニキビは、どのタイプに当てはまりましたか?ニキビのタイプによって、効く漢方薬が異なってきます。

赤ニキビの人に効果が高い漢方

赤ニキビには、熱・炎症を抑える効果が高い漢方が有効です。ニキビは体内の余計な熱に、外部からの刺激が加わり発生すると考えられています。3タイプのうち一番炎症が強いのが赤ニキビタイプなので、余分な熱を取り、膿を出し、皮膚のかゆみを和らげるといった効能のある漢方がピッタリです。代表的なものは「清上防風湯(セイジョウボウフウトウ)」です。清上防風湯は、顔や上半身の熱や炎症をとり、また皮膚病の病因を発散させる働きがあると言われています。体力のある人で、赤ら顔の人に向いている漢方だと言われています。逆に、胃腸が弱く、食欲不振や吐き気、嘔吐や下痢を起こしやすい人には向いていません。注意してください。

他にも「十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ)」も赤ニキビに有効と言われています。十味敗毒湯は、化膿や皮膚の赤み、かゆみを発散させ、腫れや化膿を抑える働きがあると言われています。また、そのようになりやすい体質を改善すると言われています。体力が中程度で、炎症が強いニキビが発生していたり出来やすい人に向いている漢方だと言われています。逆に、体がひどく弱っていて、食欲不振や吐き気、嘔吐や下痢を起こしやすい人には向いていません。注意してください。

「荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ)」も赤ニキビに有効と言われています。荊芥連翹湯は、体の熱や腫れを抑える働きがあると言われています。また、そのようになりやすい体質を改善すると言われています。荊芥連翹湯は、体の熱や腫れを抑えるのと同時に、血液循環をよくしてくれます。脂肌と乾燥肌が共存する人に用いられることが多いようです。体力が中くらいで、血行が悪く皮膚の色が浅黒い人に向いていると言われています。逆に、胃腸が弱く、食欲不振や吐き気、嘔吐や下痢を起こしやすい人には向いていません。また、体を冷やす作用があるため、冷えの強い人は避けた方がよいでしょう。

炎症の強いニキビには、「排膿散(ハイノウサン)」「排膿湯(ハイノウトウ)」が有効です。排膿散は、皮膚の腫れや発赤をしずめ、治りをよくすると言われています。腫れあがって硬くなったニキビには排膿散、表面があまり盛り上がらず少し熱を持っている状態には排膿湯が良いと言われています。排膿散及湯というものもあるので、どちらか区別がつかない場合は、排膿散及湯を使用すると良いでしょう。体力が中くらいで、ニキビの炎症が強い人に向いています。逆にアルドステロン症、ミオパシー、低カリウム血症、心臓病や高血圧など循環器系に病気がある場合は、症状を悪化させる可能性があるので、注意が必要です。

他にも「黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ)」も、炎症を抑えるのに効果的だと言われています。黄連解毒湯は、体の熱や炎症をとる働きがあると言われています。体力がある人で、のぼせ気味、また血圧が高めの人に向いていると言われています。逆に、体が弱い人には向いていません。体を冷やす効果があるため、冷えの強い人は避けた方がよいでしょう。

青ニキビには桂枝茯苓丸の漢方が有効

青ニキビには、血液を綺麗にし、美肌作用のある漢方が有効です。血液循環をよくし、浮腫みを取り、生理異常などのトラブルを解消する効能のある漢方がピッタリです。

代表的なものは、「桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)」です。特に桂枝茯苓丸にヨクイニン(はと麦)を加えた処方のものが、青ニキビにはよく効きます。桂枝茯苓丸は、血液循環を良くすると言われています。血流を良くすることにより生理痛や生理異常などのトラブルの解消に繋がるそうです。

またホルモンバランスの乱れを整えてくれる効果もあるそうです。ホルモンバランスの乱れから来る背中ニキビにも効果があると言えます。桂枝茯苓丸は、比較的体力があり、時に下腹部痛、肩こり、頭痛、めまい、のぼせて足冷えなどを訴える人に向いている漢方薬だと言われています。

逆に、血行不良による諸症状が見られない場合や、特に妊娠中の人は、血流をよくしすぎると流産や早産を引き起こす原因となるため、注意が必要です。

白ニキビには当帰芍薬散が良い

白ニキビには、足りないものを補ってくれる漢方が有効です。白ニキビは、栄養や血液が不足していたり、過労や虚弱体質で元気が足りなかったりする人に発生するニキビだと言われています。

代表的なものは、「当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)」です。当帰芍薬散は、血行をよくし体を温め、貧血症状を改善すると言われています。またホルモンバランスを整えてくれる効果もあるそうです。血行をよくし体を温めることから、胃腸障害の改善が期待できます。胃腸障害から来るニキビにも効果があると言えます。当帰芍薬散は、色白で冷え性、やせ形で体力があまりない人に向いている漢方薬だと言われています。

逆に、体力があり赤ら顔の血行の良い人には向いていません。また、胃腸がとても弱い人には慎重に用いる必要があります。

その他のニキビには加味逍遥散

赤・青・白に当てはまらないニキビも数多くあります。
例えば、ストレスによってニキビが増減したり、様々な症状が重なってニキビが発症したりすることも多いです。

ストレスによってニキビが増減するような場合は、「加味逍遥散(カミショウヨウサン)」が有効と言われています。加味逍遥散は、血液循環をよくし体をあたためる一方、のぼせなど上半身の熱を冷ますと言われています。

また、ホルモンバランスを整えイライラを抑える効果があるそうです。貧血気味で疲れやすく、生理前になるとイライラしニキビが発生するような人に向いている漢方薬だと言われています。妊娠中の場合、加味逍遥散に使われている牡丹皮が悪影響を及ぼす可能性がほんの少しですがあると言われているため、

妊娠している人の使用には注意が必要です。

 

漢方は、症状や体質によって向き不向きのある薬です。自分に合った漢方薬を選ぶ事がとても大切です。

また、症状によっては組み合わせて使用することもあるそうです。自分に合った漢方薬を飲み始めたら、長年の悩みが嘘のように改善された。なんて言う話しもあるそうですよ。背中ニキビを漢方によって治すことを考えている場合は、一度、漢方に詳しい病院や薬剤師さんに相談することをお勧めします。

ジュエルレイン