ブツブツと出ている背中の湿疹はあせもの可能性が高い

背中にブツブツが出来き、痒みが強く悩まされている人は大人から赤ちゃんまで沢山いると思います。

湿疹とは

汗をかく季節の場合、そのブツブツはあせもの可能性が高いです。
あせもと似ている疾患で湿疹があります。湿疹は、症状が紅斑、丘疹、水ぶくれ、嚢胞、湿潤、かさぶた、落屑、苔癬化などの順番に進行するもので、色々な症状が患部にみられるものを湿疹と呼ぶそうです。

一方、あせもは、水ぶくれか丘疹と症状がはっきりしているのが特徴です。様々な症状のブツブツが出来た場合は、湿疹、水ぶくれか赤い丘疹が出来た場合はあせもだと判断してください。

あせもの原因は、皮下にある汗腺から皮膚表面まで延びる汗管が詰まることで発症します。大量の汗をかいたり、汗をそのまま肌に留めていたりすると、汗管が詰まりを起こしてしまいます。

あせもは3つの症状に分けられる

あせもは症状により3つに分けることができます。小さなみずぶくれができる水晶様汗疹は、特に痒みも無く治療しなくても2、3日で治ることが多いです。赤い丘疹が出来る紅色汗疹は痒みや軽い痛みを伴い治すのに時間がかかります。皮膚が部分的に盛り上がり、その部分が汗をかけなくなる深在性汗疹という症状もあります。深在性汗疹は暑い所で長時間作業をする人にみられる症状です。これらの症状の違いは、汗管が詰まる深さの違いによるものです。皮膚表面の角質層に汗が留まると水晶様汗疹、角質層の次に深い顆粒層で汗管が詰まり発症するのが紅色汗疹、さらに深い基底層で汗管がつまると深在性汗疹になります。

水晶様汗疹

あせもの治療は症状によって異なります。水晶様汗疹は何もしなくても2、3日で治りますが、さらに大量に汗をかくことで症状が広がる可能性があり、清潔にしておくことにより急性の湿疹やとびひの併発を防ぐことができます。特に薬を使用する必要はないのですが、シャワーで汗を流し清潔にすることが大切です。

紅色汗疹

紅色汗疹は炎症を起こしている状態のため、ステロイド外用薬が有効と言われています。シャワーで汗を洗い流した後、ステロイド軟膏を薄く延ばすように塗ってください。ステロイドと聞くと不安に思う方も少なくはないと思いますが、適切な強さのステロイド剤を必要な場所に決められた容量を塗れば何も怖い薬ではありません。また、あせもの場合ステロイドを使用すれば1週間程度で症状が落ち着きます。ステロイドは長期的に使用すると副作用が現れることがある薬です。短期の使用では問題ありません。

深在性汗疹

深在性汗疹は薬などで治療をすることができません。清潔にし、涼しい場所で休養を取ることにより回復が期待できると言われています。

あせもの予防は、汗をかかないことが有効なのですが、夏場などは難しいと思います。シャワーの回数を増やしたり、汗をかいたらこまめにふき取ったり、衣服やインナーを急性の良い素材に変えたりすることをお勧めします。赤ちゃんも裸でいるよりも汗を吸水しやすい肌着を着せた方があせもの症状は軽減すると言われています。

あせもはまず予防、出来てしまったら早期にスキンケアと塗り薬による治療を行い、掻き壊し化膿させないことが大切です。掻き壊してしまうと、色素沈着の原因になり背中の黒ずみの原因になります。特に痒みの強い紅色汗疹の場合は掻き壊してしまいがちなので、早めに皮膚科で治療を開始することをお勧めします。

ジュエルレイン